新しく東海市にバレエ教室を開きました。

初めは簡単に私がどういった経緯でバレエに魅了されたかを書かせていただきます。

私がバレエのレッスンを始めたのは、家からも比較的近いところの教室で、決して早いとは言えない小学校1年生の頃です。

初めの頃は、ただただ可愛いレオタードを着て音楽に乗って踊ることが好きで、バレリーナになりたいとは1ミリも思っていませんでした。
でも日々のレッスンで、どう動けば綺麗なラインになるんだろう、足が上がるようになるんだろう、と考えてレッスンしていた事は漠然と覚えています。

転機になったのは、小学校5年生の春でした。

母がひょんなことから、岐阜に新しいバレエ教室を開く(開いた?)フリーで活動する現役バレエダンサーの方と知り合いました。
そこで、私が週何回もバレエのレッスン頑張るので、もう才能がないと分かったらレッスン回数を減らすか辞めさせよう!勉強させよう、と考えていたようで、一度個人レッスンという形で見ていただくことになりました。

その日のことは今でも鮮明に覚えているのですが、
バレエダンサーの先生がとてもとても美しくて、あんな風になりたい!絶対ここに通いたい!と強く思いました。

小学5年生の私の夢が一瞬でバレリーナになる!に変わった日です。

お教室がある場所は、家から1時間半以上かかるところです。
それでも構わないと思ったし、母も応援すると言ってくれたので、そこから私のバレエの奮闘に日々が始まりました。

決して楽な道のりではなく、毎日毎日下手っぴな自分が嫌になることも、太る恐怖と戦う事も、どちらかと言うと楽しい事はほんのちょっとで(笑)辛くてしんどい事が多かったように思います。

それでも今思い出すと幸せで充実していたのは、そうやってバレエに真剣に打ち込んでいた時期だと思えます。
全力でサポートしてくれる家族と、真剣に向き合ってくれる先生がいたからこそ、順調にこうして来れました。

初めは私もそうだったように、
ただただ音楽に乗って踊るのが好きという気持ちはとっても素敵で大事です。

ですがそれだけじゃない、バレエと真剣に向き合い辛い事も乗り越えた上でのバレエの魅力を私が伝えていけたらな、と思っています。

そして

私の夢がバレエリーナになりたい。
美しい先生みたいになりたい。
と思った日の気持ちを大事にしたいと思い、バレエ教室を開く際に考えたコンセプトは

”バレエを通じて美しくなる”です。

楽しい事ばかりではないバレエのレッスンですが、ほんの少しでもバレエの魅力を感じて、
男の子でも女の子でも、美しくなっていって欲しいと願い日々のレッスンを頑張って行きたいと思います。

HANAKO

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